史記列伝を読んでみる

ずっと前に買った、岩波文庫の史記列伝を読んでいる。
漢文は無く、日本語の訳のみ。
中国史はそんなに好きでななかったが、思ってた以上に面白い。
毎日少しずつ読み進めている。

人間を見つめ続ける司馬遷の鋭さは素晴らしい。
嘘っぽい話しでも、気に入った逸話は取り込んでいる。
事実を述べるだけでなく、主観もまぜるところが好きだ。
のちの歴史家には困る話しだろうが、噂話しの方が
事実を的確に述べていることが多いと思う。

やっぱり、孔子の話しは好きだ。
儒教の開祖みたいに言われるが、本当に人間らしい泥臭さを感じさせる。
個人的には、世渡り上手な子貢と無骨な子路が好きだ。
孔子は、魯を守るために、斉、呉、越、晋へ子貢を論説させに行かせる。
国を守るために何でもしようとするところは、ドラッカーに言う真摯さに似ている。
「もしドラ」に続き、「もし論」みたいなのを誰かが書いて欲しい。

史記は本紀、表、書、世家、列伝からなるらしい。
列伝だと、全体的な流れはわからず、ポイントとなる人物だけを取り上げる。
それでも、生き生きと絵描がれる人間模様に魅了されてしまう。
何度も読んでしまいそうだ。

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